マス類3種の稚魚

 小菅フィッシングビレッジでは、,ヤマメ、イワナ、ニジマスの3種のマス類が自然繁殖しています。おおよその産卵期はヤマメが10月、イワナが11月、ニジマスが12月です。産卵後、卵から孵化して稚魚となって泳ぎだすのは、ヤマメ3月、イワナ4月、ニジマス5月のそれぞれ初旬頃です。3種はとても良く似ていますが、それぞれに特徴もあり、見慣れてくると見分けられます。3種の稚魚の特徴と見分け方を写真で解説します。

▲ヤマメの稚魚

 背鰭と尻鰭に黒の縁取り、両鰭とも先端が白く見える。パーマークは4~6個。川岸の緩やかな流れで群れ泳いでいるが、数は多くても10匹前後のことが多い。

▲イワナの稚魚

 背鰭の基部に黒の縁取り。パーマークの小判型が細長い。体系も3種中で最も細く、体全体が黒褐色。最も特徴的なのは落ち葉や浮石の下に潜んでいるので、それらを静かに取り除かないと姿を見ることができない。

▲ニジマスの稚魚

 ヤマメの稚魚に酷似しているが、背鰭の黒の縁取りが基部だけで尻鰭にはない。パーマークの数が8個前後とヤマメより多い。産卵数が多いので、稚魚も30匹以上の群れで見られることが多い。また、3cm前後の大きさでも盛んに流れの中へ泳ぎだしていく。

▲右上がヤマメ、左側の3匹はイワナ

▲上川2匹がヤマメ、下側の2匹はニジマス

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